各診療科・曜日によって異なります
詳細は「外来診療日程表」を御覧ください

内科、循環器科、消化器科、小児科、外科、脳神経外科、整形外科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、皮膚科、泌尿器科、麻酔科

平日13時~15時
[一部制限あり。詳細は こちら ]

看護部




市立千歳市民病院 認定看護師の会 “Unir(ウニール)”

当院では現在、皮膚排泄ケア認定看護師・緩和ケア認定看護師・がん化学療法看護認定看護師・感染管理認定看護師・認知症看護認定看護師の7名が活動しています。この度、私たちは認定看護師の会【Unir ウニール】を結成いたしました。語源は、スペイン語で”つなげる”、”一つにする”、”結合する”を意味します。ロゴマークの中心にある花は、千歳市の花「つつじ」で、花言葉は“節度・慎み”を表します。私たちはよりよいケアを患者様・ご家族へ提供できるよう、定期的にミーティングを開いています。それぞれの専門領域における最新の知見やケアに関することなどを共有するとともに、院内スタッフへ向けた教育や、地域へ向けた啓発活動を行っています。

活動内容

院内活動

院内スタッフへの教育看護研修

市民・院外医療従事者への教育研修

地域貢献活動

学会発表

院内認定看護師育成

当院では、平成30年度より専門領域において習得した知識、技術を実践に活かし看護の質の向上につなげる目的で院内認定看護師の育成を開始しました。1年をかけその分野に関連する講義、グループワーク、実習などから学び、研修終了後はそれぞれの部署で実践モデルとなり看護ケアの質の向上に努めます。

認定看護師の紹介

当院では、現在、皮膚排泄ケア認定看護師・緩和ケア認定看護師・がん化学療法看護認定看護師・感染管理認定看護師・認知症看護認定看護師の7名が活動しています。


皮膚排泄ケア看護認定看護師 関口 加奈子(平成19年認定)

皮膚排泄ケアとは、スキンケアを基盤とし、ストーマ・創傷(褥瘡(床ずれ)術後の傷、胃瘻周囲のケアなど)・失禁のケアを専門的に行うことです。






具体的には以下のような活動を行っています。

  1. 褥瘡(床ずれ)ができやすい患者に対しての予防ケア
  2. 傷が治りやすい環境の調整(寝具の選択、栄養状態など)
  3. 傷つきやすい皮膚や傷の周囲のスキンケア
  4. ストーマをもつ方、これから手術を受けられる方に対して、ストーマとストーマ周囲皮膚などの管理、ストーマ装具の選択、日常生活へのアドバイス、精神的なサポートなど
  5. 便や尿失禁による皮膚のトラブルに対して、皮膚のケア方法をアドバイス
  6. 骨盤底筋訓練の指導

平成21年4月から、ストーマ外来を開設。入院中はもとより、退院後も継続的にストーマに関するあらゆる悩み事(日常生活の不安、ケア方法、皮膚トラブル、装具に関する悩み)の相談をお受けしています。


緩和ケア認定看護師 小泉 麻有(平成24年認定)

緩和ケアは、主に「がん治療」と一緒に受けるケアです。病気に伴う身体症状などを緩和し、患者さん・ご家族、医療従事者などと協働して日常生活を支援することです。私は1階の外来に所属し、緩和ケア外来・がん看護外来、緩和ケアチーム(医師、看護師、薬剤師、栄養士、ソーシャルワーカーなど)で活動しています。



次のような相談をお受けしています。

  1. 主にがん治療中に経験する苦痛症状(吐き気、嘔吐、痛み、倦怠感など)をやわらげます。
  2. 患者さんやご家族の不安や心配ごとなど、気持ちのつらさをやわらげるためのお手伝いをします。
  3. がんと診断されたことによる両立支援(治療と仕事の両立)の対応について、一緒に考えます。

令和2年10月に緩和ケア病床2室が新設されました。現在、新型コロナウイルス感染予防の観点から、ご家族の面会制限が行われており、入院されている方にお会いになれないことで大変つらい思いをされていると思います。さまざまなアイディアを取り入れて大切な時間を過ごしていただけるように、緩和ケアチームで支援していきます。


緩和ケア認定看護師 吉田 綾子(平成30年認定)

「緩和ケア」という言葉に対して、「“その時”が近い人が受けるケア」というイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか。
緩和ケアは、がんと診断された時から、またそれ以外の病気に対しても治療、終末期まで全ての期間を通して、身体や気持ちのつらさなどの問題に対して、患者さんとその家族を対象に適切にケアを行います。

内容は、

  1. 医師の治療方針の説明を聞いた上で、患者さんがご自身の意思を反映し、望む療養生活ができるように支援いたします。(意思決定支援)
  2. 身体的なつらさに対応し安楽に過ごせるように援助いたします。(症状緩和)
  3. 患者さんの「大切にしていること」「生きがい」「希望」「気がかり」を伺い、療養に反映できるよう一緒に考えます。(価値観の尊重)
  4. 自分らしく過ごすことができるように、多職種スタッフと相談し、地域と連携しながら生活の場を整えます。(療養場所の調整)
  5. ご家族の方の不安、心配な気持ちを伺います。(家族ケア)患者さんとご家族の方が、安心して過ごせますようお力になりたいと思っています。

どうぞお気軽にご相談ください。


がん化学療法看護認定看護師 老久保 恵(平成26年認定)

がん化学療法(抗がん剤治療)看護とは、化学療法が安全・確実・安楽に継続されるように、治療でつらいと感じる副作用症状をできるだけ最小限に抑えて、自分らしく生きていくための看護支援をさせていただくことです。





具体的には、化学療法に関する以下の内容をお受けしています。

  1. 副作用症状(悪心・嘔吐、骨髄抑制、皮膚症状、末梢神経症状、脱毛などの緩和と対策について
  2. 治療方針・治療方法の選択のサポートや、抗がん剤に関する薬剤情報の提供
  3. 不安や疑問・お困りのこと など

患者様・御家族と一緒に考え、サポートさせて頂きます。

また、認定看護師の役割として、医療スタッフに対する相談・指導にも対応いたします。普段は1階の中央処置室にある化学療法治療室で勤務していますので、お気軽に御相談ください。

感染管理認定看護師 佐々木 貴子(令和2年認定)

感染管理認定看護師は、病院に関わる全ての人々(患者さま、ご家族さま、医療従事者、病院訪問者など)を医療関連感染から守ることを目的に活動しています。また、認定看護師は、ICT(Infection control team=感染制御チーム:詳細はこちら)とAST(抗菌薬適正使用支援チーム)に属し、医療関連感染の予防と管理を行っています。

感染管理認定看護師は、主に下記のような活動をしています。

  1. ICT(感染制御チーム)の院内巡回
  2. ICT(感染制御チーム)にて感染症に対するミーティング
  3. AST(抗菌薬適正支援チーム)としてラウンド参加
  4. 医療従事者等に向けた感染管理指導
  5. 院内、他施設からの感染に関連する相談対応
  6. 院内感染対策マニュアルの作成と修正、管理
  7. 医療関連感染の把握(サーベイランスなど)とフィードバック
  8. 洗浄・消毒・滅菌に関すること
  9. 職業感染管理(針刺し切創・粘膜暴露時の対応、結核予防曝露時の対応、ウイルス性疾患のワクチン接種など)
  10. ファシリティマネジメント(医療廃棄物、空調、給水、リネン、清掃、災害時の対応など)

私は、コロナ禍といわれる2020年12月に、資格を取得しました。ICT(感染制御チーム)とAST(抗菌薬適正使用支援チーム)を中心とした多職種と協働して、病院に関わる全ての人々(患者さま、ご家族さま、医療従事者、病院訪問者など)を医療関連感染から守るために、努めていきます。

認知症看護認定看護師 大館 かおり(令和3年認定)

認知症の看護とは、認知症患者さんの生活の質を保ち、その人らしく安心して暮らせるように支援すること、また患者さんの希望やニーズの代弁等があります。認定看護師は、認知症患者さんの権利を擁護(アドボカシー)し、病態・病状の悪化を防ぎ、発症から終末期に至るまでその人らしく過ごせるよう、認知症患者さんを取りまく様々な環境を整え、生活の質の維持・向上を図る役割があります。

認知症看護認定看護師の活動

  1. 認知症看護の実践:患者の言動の意図や心情を理解し、ケアを行います
  2. 認知症看護の指導:看護実践を通して看護職に対し指導を行います
  3. 認知症看護の相談:看護職等に対しコンサルテーションを行います
  4. 自己研鑽に励みながら、認知症に対する正しい知識の普及を行います
  5. 認知症高齢者の尊厳が守られる環境づくりを考えていきます
  6. 地域との連携:かかりつけ医や地域との連携をとり、必要な情報を共有していきます

認知症看護認定看護師 宮川 宏美(令和4年認定)

「認知症になりたくない、認知症になったらどうしよう」という言葉をよく聞きます。忘れてしまう、わからなくなってしまうことは不安だと思います。それでも、市民病院なら安心して入院できる、家族を入院させられると思ってもらいたいです。入院生活の環境を整え、体調の悪さや痛みに早期に気づき対応し、不安な気持ちに寄り添っていきたいと考えています。そして、患者さんが元の生活に帰ることができるよう、多職種や大館認知症看護認定看護師とともに活動していきたいと思います。


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